・掃除後のデーター

排気の難しさについて
煙突掃除をしたあと・・・
実験で煙突のエルボー(エビ曲げ)とT曲げ(掃除口付き)の順番を
入れ替えてみました。


いゃあ・・・風速が変わっちゃうんです・・・
それも・・・とんでもなく大きく・・・
(4.1mmH2O→4.6mmH2O)


この数字の変化は300回以上焙煎した後の減少率と同じぐらい違うのです。


つまり・・・
まったく煙突なしの状態が最大の排気で
煙突が一本加わるとその分抵抗がかかるということです。
そして・・減少率の組み合わせで焙煎機の排気が決まるということです。


そしてここからが問題・・・
焙煎機の排気をモーターの回転数で変化させるときの危険性を感じるのです。
ピトー管やマノスターゲージで計測していれば排気としては大丈夫なのですが
残念なが通常の焙煎機で最初に測定した数値から
回転数を変化するタイプの焙煎機では排気を大きく変化させる要素が大きくなりすぎるのです。


通常の富士ローヤルの焙煎機では、煙突の目詰まりで大きく影響が出るのが最大排気の時だけなのです。
排気を絞った時は、煙突が詰まっていようが掃除の後であっても大きな影響にならないのです。
(まぁ・・完全に詰まるだとか極端なものはだめですけどね・・・)


回転数と風速の関係は全くクリンカーないときのデーターであって
そこからクリンカーが徐々についてきてファンにもクリンカーがたまって
効率が変化する・・・


その状態を把握するというのは・・・
純粋にピトー管などで常時排気を測定していない限り無理だと思います。




掃除後のデーター


外気温 25.7度 室温 24.8度 湿度 50% 天気 はれ

焙煎機 火なし 排気全開 ピトー管数値   4.6mmH2O

焙煎機 火なし 排気全開 差圧数値     5.0mmH2O(max)

焙煎機 火なし 排気全開 サイクロン    2.3mmH2O

焙煎機 火なし 冷却時   サイクロン    5.1mmH2O

焙煎数 0