Lowスペシャルティ or スタンダード

今日は、スペシャルティのお話。


=== ここからは、あくまでも個人的な意見ですので、予め、ご了承ください。 ===


スペシャルティという言葉が認知されつつあるのかなと感じてます。


そのスペシャルティコーヒー。実は、世界的な定義や基準が明確になっていません。
唯一、はっきりした珈琲の評価基準があると思えるのが、Qグレーダーが評価するQ認証コーヒー。


評価方法は、次の2つの方法で評価し、2.の官能評価で合計点数:80点以上の生豆を
スペシャルティと判断するのですが・・


1. 生豆の評価
 生豆に含まれる欠点豆の数や焙煎後に色が付かない豆(クエーカー)の数で、
 スペシャルティの豆かを判定


2. 官能評価
 1.の生豆の評価でスペシャルティと認められた生豆について、評価。
 カッピングにより酸味、フレーバー等の決められた検査項目について、
 点数を付け、合計点数:80点以上の珈琲をスペシャルティと判定


スペシャルティと判定されたコーヒーの中でも、ピンからキリまであるわけです。
80点ギリギリのコーヒーと90点を超えるコーヒーでは、品質(特に香味)が
まったく違う訳です。


個人的には、明らかに品質の良さが分かる(誰でも飲めば差が分かる)コーヒーは、
概ね、85点以上のコーヒーだと思ってます。


逆を言えば、80点ギリギリくらいのLowスペシャルティとスタンダードでは
焙煎やハンドピック等、商品として販売される珈琲になるまでの過程によっては
スタンダードの方が美味しくなる可能性があるわけです。


スペシャルティとかスタンダードのグレードに関わらず、焙煎が失敗していれば
どちらも美味しい珈琲にはなりません。


適切な焙煎がされていても、スペシャルティコーヒーだからと言って、
ハンドピックをしなければ欠点豆が混入しているので、珈琲を抽出した時、
ハンドピックをしたスタンダードの方が美味しい珈琲になります。


特に、Lowスペシャルティコーヒーは、スペシャルティの中でも比較的、
欠点豆が多いから点数が低いのです。


一方、コーヒーは農産物ですから、スタンダードでも、「これがスタンダード?」と
思えるくらい品質が良い時があります。


一概に「スペシャルティコーヒーだから、品質が良い(美味しい)」とは言えないと
思ってます。


ただ、こんなことを言っても、どれがLowスペシャルティで、どれがスタンダードなのか、
分かるお客様は少ないと思います。


スペシャルティとかスタンダードとかというグレードにとらわれず、
色々な珈琲を飲んで、実際に自分の舌で味を確認して、自分好みの珈琲を探してもらいたいと
思うのです。


http://shop.flavorcoffee.co.jp/
通販ページ http://shop.flavorcoffee.co.jp/


http://www.flavorcoffee.co.jp/
HP http://www.flavorcoffee.co.jp/


https://www.facebook.com/flavorchannel/
flavorchannel https://www.facebook.com/flavorchannel/